人生を変えた先生との出会い
2011年 06月 21日
以前、「病気の名前」というblogにも書いていた難病と私の症状が日に日にどんどん似てきて、裏付けされた検査結果も当てはまってしまった
悲しみよりも不安だった
先月までは可能性はあったけど診断基準を満たしてないから大丈夫だよ!と笑顔で言われていたけど、先週私が一番信頼し、一番痛みを理解し助けていただいた麻酔科の松岡先生から『こないだ画像を見た段階ではまだ骨の萎縮はなかったけど、骨の萎縮が始まったら診断基準を満たしちゃうんだ』と言われました
そして、その後
『僕が今できることや、やってあげられる治療、思いつく治療法はもう全て君にやったんだ。もうこれ以上続けるのは足に内出血ができたり、合併症のリスクもあるから難しいな・・・。医者として本当に悔しいけど、どうしたら痛みをとってあげられるか分からないから、違う病院で可能性を信じて新しい治療法を試してみるのもいいと思うよ!僕もその治療法にすごく興味があるから、辛いけど頑張ってやったほうがいいよ!』と申し訳なさそうな顔で私に転院をすすめていました
「でも私、先生に治療してもらって本当によかったです!ありがとうございます」
もうそれ以上は言えなかった
涙が出そうだった・・・
私を担当してくれた松岡先生は、上の方や他の先生に批判を受けながらも私の痛みをとってあげたい!それを誰よりも考えてくださり、周囲の反対がありながらも週に3回も痛いと私が言う場所に、躊躇うことなく麻酔の注射をたくさん打ってくれました
足の神経ブロックや硬膜外ブロック、リスクが高い注射も、毎回打つ時も打った後も痛くて、ぐったりしてしばらく動けなくなっても打ってもらえてうれしかった
この治療法で神経を麻痺させて足の激痛を忘れられる時間がうれしくて、先生が何週間も続けてくれたおかげで、今までの私にちょっとずつ戻ることができて、死にたいという逃げ出したい気持ちも少しずつなくなり、穏やかな時間を過ごすことができました
先生がいなかったら、私はいったいどうなっていたんだろう・・・
振り返ってみれば、周りの先生に『そんなに打って大丈夫なの?なんで痛いのに毎日打ちたいの?』って何度も聞かれました
たしかにやり過ぎだと言われてしまうのも、無理のないほどたくさん注射をうっていました
周りに何て言われても、私は先生に本当に感謝しています
『僕が病院にいない時、君の注射をしてくれる人がいないと困るでしょ・・・。でもね、本当は僕が治して退院させてあげたかったな』
これが松岡先生の私を励ます精一杯の言葉だと私にはすぐに分かりました
先生が一生懸命治療していただき、親身になって私の為を思って考えてくださり、最後に、先生の優しさと強さが込められた言葉に私は心が動かされ、やっと納得することができました
そして決断できました
松岡先生ありがとう!
先生と出会えてよかったです☆
私の心も治療してくれて
ありがとうございました
いつか先生に私が歩いた姿を見せに会いに行きます・・・
kiwa
by bnkiwako | 2011-06-21 13:31